
目次
1 今日のパワーメンターと著書

今日は、オザビエル(私)が、
中国文学者
守屋 洋(もりや ひろし)さんの著書
『中国古典 リーダーの心得帖』から学んだ
リーダーたる者はどうあるべきか
リーダーの心得をお届けします。
2 口数が少なく、腰が低くて相手を立て、感情を表に出さない

語言少なく、善く人に下り、
喜怒を色に形さず
『三国志』蜀書篇
『三国志』の主役の一人が蜀の劉備というリーダーであるが、
これは『三国志』の作者が彼を評したコメントである。
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3 寡黙、謙虚、沈着

劉備という人は、裸一貫で乱世の中へ飛び出していったものの、
戦いが弱かったせいもあって、
前半生は浮き沈みの連続であったが、最後は蜀の主におさまっている。
それは劉備自身の才覚というよりも、
部下の頑張りによるところが大きかったと言われる。
この人には、部下を「あの人のためならば」と奮い立たせる魅力が備わっていたらしい。
その魅力の一端を語っているのがこの言葉である。
強いて言えば、寡黙、謙虚、沈着ということになるであろう。
確かに、能弁や傲慢、軽薄が徳に結びつくことは、
まずないと言ってよい。
4 冷静沈着は、リーダーに対する誉め言葉

ちなみに、「喜怒を色に形さず」とは、
どんな事態にも冷静沈着に対処できるという意味で、
リーダーに対する誉め言葉として使われてきた。
ただし、これを下手に真似ると、
「とっつきにくい」とか「何を考えているのかわからない」
といった印象を与え、近づいてくる人間まで遠ざけてしまう。
そのあたりのバランスに留意したい。
5 オザビエルの願い

寡黙と言えば、不器用で寡黙、一本気な『日本の男』を演じた高倉健さん。
日本映画界を代表するレジェンドです。
オザビエル(私)が感動した高倉健さんの主演映画は、
『幸福の黄色いハンカチ』(1977年)です。
高倉健さんは、出所直後に、倍賞千恵子さんに葉書を出していました。「もし、まだ1人暮らしで俺を待っててくれるなら…鯉のぼりの竿に黄色いハンカチをぶら下げておいてくれ。それが目印だ」、
そして、武田鉄矢さんと桃井かおりさんが、外へ出て辺りを見回すと、
夕張の街を背景に、こいのぼりの竿に掲げた、たくさんの幸福の黄色いハンカチがたなびいていました。
忘れられない感動のラストシーンです。
どうか、バランスに気をつけながら、
寡黙、謙虚、沈着に近づく努力をし、
どんな事態にも対処できる柔軟な人になっていきましょう。
出典 『中国古典 リーダーの心得帖』 守屋 洋(もりや ひろし)著 発行 角川SSC新書 画像はヤフー検索から
