38 黒船の来航

中学歴史
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黒船の来航をわかりやすく解説します。

1 ペリーの来航

太平の眠りを覚ます上喜撰
たった4杯で夜も眠れず
ペリーイラスト
1853年 ペリーアメリカ東インド艦隊司令長官)が浦賀(神奈川県)に来航した。
        開国通商を求める大統領の国書を幕府に受け取らせた。
   →   幕府は、翌年回答することを約束した。 
1854年(再び来航した)ペリーと、幕府日米和親(にちべいわしん)条約を結んだ。
  • 下田(静岡県)・函館(北海道)を開港する
  • まきと水、食料、石炭を提供する
   →  幕府は、イギリスオランダロシアとも同様の条約を結んだ。

2 通商条約(つうしょうじょうやく)

1856年 ハリスアメリカ総領事)は、通商条約の必要性(貿易を行うこと)を幕府に強く求めた。
  → 大老井伊直弼(いいなおすけ)は、朝廷の許可を得ることなく、
1858年 日米修好(しゅうこう)通商条約を結んだ。
  • 函館・横浜(神奈川県)・長崎・新潟・神戸(兵庫県)の5港を開く。
  •  関税自主権がない  領事裁判権を認める → 不平等なもの
  → 幕府は、オランダロシアイギリスフランスとも同様の不平等条約を結んだ。
  → 江戸には各国の外交官が駐在し、開港地では貿易が始まった。
さあ、基礎・基本の用語をしっかり覚えましょう。

◎ 基礎・基本の用語

〇  ペリー - 1853年 浦賀(神奈川県)に アメリカ大統領の国書をもって来航
〇 日米和親(にちべいわしん)条約 - 1854年結んだ 
〇 下田(静岡県)・函館(北海道)を開港
〇 ハリス - 通商条約を急げ! Hurry up ! ハリ(ス)ーアップ!
〇 井伊直弼(いいなおすけ)- 大老 彦根(滋賀県)藩主
〇 日米修好(しゅうこう)通商条約 - 1858年結んだ 貿易始まる
👉井伊直弼は、ハリスと日米修好通商条約を結んだ。同年中にフランスとも、日修好通商条約を結んだ。に当てはまる漢字一字次から選びなさい。
A 蘭(らん) B 露(ろ) C 英(えい) D 仏(ふつ)
答えは最後に

 ふり返り

◇ に当てはまる言葉を答えなさい。
1 (①)の来航
1853年 (①)が、アメリカ大統領の国書をもって浦賀(神奈川県)に来航した。
  • (②)(静岡県)・函館(北海道)を開港する
1854年(再び来航した)と、幕府(③)条約を結んだ。
1858年 大老(④)は、(⑤)条約を結んだ。

💮 答え

① ペリー
② 日米和親(にちべいわしん)条約
③ 下田(しもだ)
 井伊直弼(いいなおすけ)
 日米修好通商(にちべいしゅうこうつうしょう)条約
 
👉井伊直弼は、ハリスと日米修好通商条約を結んだ。同年中にフランスとも、日修好通商条約を結んだ。に当てはまる漢字一字次から選びなさい。
A 蘭(らん) B 露(ろ) C 英(えい) D 仏(ふつ)[仏蘭西=フランス]
答え D (ふつ)日仏修好通商条約にちふつしゅうこうつうしょうじょうやく)
アメリカはペリーを派遣して、軍事的圧力のもとに1854年、日米和親条約を締結して日本を開国させました。これで基礎学力バッチリです。
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