目次
1 今日のパワーメンターと著書

今日は、オザビエル(私)が、
累計納税額日本一
斎藤 一人(さいとう ひとり)さんの著書
『普通はつらいよ』から学んだ
信念を持って一段ずつ上がっていく
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 階段を一段一段上がる「豊臣秀吉」

心のフィルムを入れ替えれば、いろんなチャンスが出てきます。
そのチャンスが出てきたときに、
それを逃さずに実行することが大事です。
百姓の秀吉には、いきなり天下取りのチャンスなど出てきません。
最初に出てくるチャンスは、いちばん下の足軽に雇ってもらうこと。
それも、立派な大名家ではなくて、
織田家などという、いつつぶれるかわからないような大名家。
いつ殿様の首が飛ぶか、自分の首が飛ぶか
わからないような家柄のところしか雇ってくれないのです。
でも、それを「チャンスだ、ありがたい」と
秀吉は喜んで捕らえたのです。
チャンスといっても、いきなり大きなチャンスはやってきません。
チャンスを願っていたら、急に大金持ちになるようなチャンスが
やってくると思っている人がいるけれど、
そんなにうまくはいきません。
世の中は、階段を一段一段上がるように物事は起きるのです。
だから、『太閤記』を読んだほうがいい。
『太閤記』を読めば、天下を取れる人物なのかがよくわかる。
天下を取れる人というのは、
どんな困難でも「ありがたい」と思うのです。
そして、人がやらないような危険をおかす。
しかし、そんな危険なことをやっても、死なないのです。
それこそ、死なないほどの信念を持っている。
それで一段ずつ、一段ずつ上がっていく。
織田信長についたから、秀吉は出世できたわけではないのです。
秀吉がいたから、織田信長はあそこまで上がれたのです。
それを、勘違いしてはいけません。
だから、考え方のフィルムを替えようよ。
10円もらったら、もらった人に20円分得をさせようよ。
もらった分以上に、必ず得をさせるのです。
3 目の前にやってきていることがチャンス

私が講演会を開くのだって同じです。
来た人に損をさせたくないと思うから、一生懸命話すのです。
そう思ってやってきたら、今では何千人と集まってくれて、
東京ビッグサイトで講演をするようになった。
「一人さん、ビッグサイトで講演をするなんてすごいですね」
とか言われる。
私だって、いきなりビッグサイトで講演をしていたわけではありません。
最初は喫茶店で話をしていたのです(笑)。
そうしたら、だんだん、だんだん数が増えてきた。
気づいたら、ビッグサイトで話すまでになっていたのです。
いちばん最初からすごいチャンスが来ることはありません。
今、あなたの目の前にやってきていることがチャンスなのです。
今、目の前の問題を一生懸命やればいい。
それをクリアしたら、次にもう一段上が来る。
「これが嫌だ」「あれが嫌だ」などと言っていては、
階段を上がっていくことはできません。
秀吉はそんなこと言わなかった。
「織田家の足軽じゃ嫌だ」と言っていたら、
秀吉だってずっと出世なんかに無縁だったのでしょう。
4 オザビエルの願い

目の前のことを一生懸命やっていく。
そして、一段ずつ、一段ずつ階段を上がっていきます。
いきなり夢がかなったりしません。
どうか、考え方のフィルムを替えて、信念を持ち、
チャンスの階段を上っていくことを願っています。
出典 『普通はつらいよ』 斎藤 一人(さいとう ひとり) 発行所 マキノ出版 画像はヤフー検索から