🌸 10分集中して身近な生活の場面について考えてみましょう!
現代社会の見方や考え方と解決方法をわかりやすく解説します。
目次
1 「対立」と「合意」
家族、企業、国の政治、社会においてなど、さまざまな場面で問題や争いが起こる可能性があります。
こうした状態を「対立」という言葉で表しています。
関係する人々が話し合いを通して、その解決策を互いに納得し合い、受け入れることを「合意」という言葉で表しています。
話し合っても、なかなか合意できない場合、よくそこで用いられるのは、多数決という方法です。
大きな集団の場合は、その代表者が集まって議論し、その決定をする場合があります。
2 「効率」と「公正」
「効率」とは、それぞれの人間が、最大の利益を得られるように、最もよい方法を選び、限りあるものや時間は、むだなく使わなければならないとする考え方です。
問題の解決策について、
- 手続きの公正 = 解決する際に対等に話し合っているか
- 機会の公正 = 差別的なあつかいを受けてないか
- 結果の公正 = 立場が変わってもその解決策を受け入れられるのか
など「公正」の考え方をふまえ、決めていく必要があります。 合意するときは、「効率」と「公正」の両方をみたすことが必要です。
さあ、基礎・基本の用語をしっかり覚えましょう。
◎ 基礎・基本の用語
〇 対立(たいりつ)- 反対の立場にある者が互いに譲らないこと
〇 合意(ごうい)- 互いの意思が一致すること
〇 多数決(たすうけつ)- 会議で、賛成者の多い方の意見に従って事を決定すること
〇 効率(こうりつ)- 使った労力と、得られた結果との割合
〇 公正(こうせい)- 公平でかたよっていないこと
👉ケーキを4人で分ける場合、何を基準に分けたらよいだろう?効率と公正の観点を用いて考えてください。(ケーキにはいちご7 個、チョコレート1個が飾りつけられています)
☆ ふり返り
◇ ①~⑤に当てはまる言葉を、下の語群から選んで答えなさい。
語群 { 公正、合意、対立、効率、多数決 }
1 (①)とは、反対の立場にある者が互いに譲らないこと
2 (②)とは、 互いの意思が一致すること
3 (③)とは、会議で、賛成者の多い方の意見に従って事を決定すること
4 (④)とは、使った労力と、得られた結果との割合
5 (⑤)とは、 公平でかたよっていないこと
※ 出典 コトバンクから
💮 答え
① 対立(たいりつ)
② 合意(ごうい)
③ 多数決(たすうけつ)
④ 効率(こうりつ)
⑤ 公正(こうせい)
👉ケーキを4人で分ける場合、何を基準に分けたらよいだろう?効率と公正の観点を用いて考えてください。(ケーキにはいちご7 個、チョコレート1個が飾りつけられています)
ほかにも、まず代表を選出し、その人が公平だと思うように4等分します…などがあります。
対立と合意、効率と公正などに着目して、身近な生活の課題から国際社会の課題まで、主体的に解決できるように人類が学習する必要があります。これで基礎学力バッチリです。