373 幸福度を上げる方法(ハーバード式最新成功理論)「自分の強みを使う」

パワーフレイズ
「熱狂の渦に包まれるライブ会場」の写真

1 今日のパワーメンターと著書

今日は、オザビエル(私)が、

グッドシンク代表、ハーバード大学ポジティブ心理学講師

ショーン・エイカーさんの著書

幸福優位7つの法則』から学んだ

仕事も人生も充実させる

パワーフレーズ」をお届けします。

 お金を使う(ただし、モノを買うのではない)

幸福優位7つの法則

幸せはお金では買えない」というのは常識になっているが、

実は買うことができる。

ただし、単にモノを買うのではなく、

何かをするためにお金を使うのでなければならない。

 

ロバート・フランクは著書『ラグジュアリー・フィーバー』の中で、

モノを買ったときに得られるポジティブ感情は、

腹立たしいほど短時間で消失するのに対し、

経験、特に他の人と共有する経験にお金を使った場合は、

価値あるポジティブ感情が長続きすると書いてある。

研究では、150人に、最近の消費についてインタビューした。

コンサート、知人とのレストランでの食事など、

経験にお金を使った場合は、

靴、テレビ、高級時計などのモノを買った場合に比べ、

はるかに大きな喜びをもたらしていた。

 

また、他人のためにお金を使うことも、その人の幸福度を高める。

たとえば、こんな実験がある。

46人の学生に、それぞれ20ドルずつ与えて使わせた。

その20ドルを他者のために使うように指示された学生たちは、

(友人にランチをおごる、妹におもちゃを買うなど)

自分のために使った学生たちに比べ、

その日の終わりの幸福度は、高かった。

 

みなさんは、どのようにお金を使っているだろうか。

紙の中央に縦線を引いて、2つの部分に分け、

自分が、モノ経験のどちらによりたくさんお金を使っているかを、

1か月間記録して、みるといい。

1か月後、両方のリストを見比べて、

それぞれの使い道が、どのくらい自分に喜びをもたらしたか、

その喜びが、どのくらい持続したかを考えてみよう。

お金の使い方を、モノのリストから経験のリストに、

もっと移動させなければと思うだろう。

「夜の日本丸(横浜みなと博物館)」の写真

 固有の強みを発揮する

幸福優位7つの法則

誰にも何かしら得意なことがあるものだ。

人にアドバイスをするのが上手とか、

小さな子どもの相手がうまいとか、

ブルーベリーケーキを焼かせたら天下一品とか、

どんなことでも、自分の得意な分野のスキルを使うときに、

幸福感がわき出る。

幸福の特効薬がほしいというときには、

しばらく遠ざかっていた得意な分野に立ち戻ってみるといい。

 

単なるスキルを使うことよりさらに満足感を与えてくれるのが、

埋もれている自分の「性格的強み」を掘り起こして活かすことである。

最近心理学者のチームが、文化背景に関わらず人の繁栄に最も貢献する「24の性格的強み」を特定した。

さらに、人が持つ固有の強み5つを見つけるための、総合的な調査方法を開発した(自分の強みトップ5を知りたい人は、www.viasurvey.org へ行けば、無料で調べることができる)。

 

次に彼らは、577名の実験協力者を集め、それぞれの固有の強みのうちから一つを選び、それを1週間毎日いろいろな方法で使うように指示した。

1週間後彼らは、それをしなかったグループよりも幸福度はるかに高く、

抑うつも少なかった。

しかも、この効き目は持続した。

実験が終わった後も、幸福度が6か月も高い状態のままだった。

自分固有の強みを日々の生活の中で使えば、

幸福度が上がることが実証されたのである。

 

私の強みの一つは、「学ぶのが好き」ということだ。

この強みを使う機会が一日中全くないと、

はたから見て分かるほどに、元気がなくなる。

だから、つまらない雑用ばかりの日にも、

必ず何かしら学びの要素を取り入れる工夫をしている。

 

たとえば、私は仕事のために、1年に300日近く旅行をする。

来る日も来る日も、空港やホテルで過ごす日々は、

精神の健康にとって決して好ましくない。

私は初めての土地に行くと、

当地の博物館へ行くのを楽しみにしているが

それだけの時間が取れないことも多い。

そこで私は、新しい土地へ行ったら、

何かしら一つ歴史的な事実を学ぶと決めている。

ささいなことだが、こんな知的行為が、

飛行機で飛び回る日々の心のありように大きな違いを生み出す。

みなさんも、先ほど紹介したウェブのツールを利用して、

自分の強みを見つけてみてはどうだろう。

それを毎日の生活の中に、少なくとも一つ取り入れるようにするといい。

4 オザビエルの願い

今日の学びは、

 

1日を通して気分をよくし幸福度を上げる方法として、

  • 経験、特に他の人と共有する経験にお金を使った場合は、価値あるポジティブ感情が長続きする。
  • 他人のためにお金を使うことも、その人の幸福度を高める。
  • 自分固有の強みを日々の生活の中で使えば、幸福度が上がる。

さあ、コンサートに行ったり、チャリティに寄付したりして、

幸福度を上げていきましょう。

さらに、自分の強み毎日の生活の中に、

少なくとも一つ取り入れるようにしたら、

はるかに幸福度が高くなるようです

出典 『幸福優位7つの法則』 ショーン・エイカー 発行所 徳間書店 画像はヤフー検索から

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