
目次
1 今日のパワーメンターと著書

今日は、オザビエル(私)が、
精神科医、和田秀樹こころと体のクリニック院長
和田 秀樹(わだ ひでき)さんの著書
『なぜか人生がうまくいく「明るい人」の科学』から学んだ
上手に聞き流す
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 単純に「スルーする」(気にしない)ということ

相手の嫌な発言などは「聞き流す」というのも1つの方法です。
最近の若い世代は変わってきていますが、
多くの日本人は、「ウェット」(繋がりが強い)な関係が好きですから、
「仲良くならなければいけない」と思って、
なかなか人の話を聞き流すことができません。
「別に仲良くなる必要はないな」と割り切れる関係なら、
「聞き流す」こともストレスに対処するための選択肢の1つになります。
聞き流すというのは、相手の話を無視するとか、
「どうでもいいや」と軽く考えることではなく、
単純に「スルーする」(気にしない)ということです。
3 聞き流せばいいのに

認知症の患者さんを診察している時など、
「聞き流せばいいのに」と思うような光景に遭遇することがあります。
奥さんが亡くなったことがわからない認知症の高齢者の方が、
「お母さん、まだ帰って来ないね」みたいなことを言うと、
その娘さんが烈火のごとく怒り出すのです。
「まったく、何回、お母さんは死んだと言えばわかるの!?」
怒ったところで、何の解決にもなりません。
「まぁ、認知症なのだから、仕方ないのかな」
こう思えば、老父の発言にいちいち目くじらを立てず、
軽く聞き流すことができます。
むしろ、聞き流した方が患者さんが緊張しませんから、
リラックスして治療を受けることができます。
「上司なのだから仕方ないな」
「あんな人だから、無理もないよな」
本当の気持ちは、胸の中に秘めておく必要がありますが、
上司の嫌な発言を上手に聞き流すことができれば、
少なくともストレッサー(ストレスの原因)になることはないのです。
4 オザビエルの願い

今日の学びは、
相手の嫌な発言などは「聞き流す」。
聞き流すというのは、単純に「スルーする」(気にしない)ということ。
それは、ストレスに対処するための選択肢の1つ。
タレントの長嶋一茂さんが、
5月16日放送のテレビ朝日系「ザワつく!金曜日」で、
「話が合わない人はタヌキやキツネだと思っとけと。
つまり、自分は人間で、この人たちは動物なんだと思っておけば、
タヌキがなんか言ってんなって思ったら、別に怒らないでしょ」
と熱弁を振るわれていました。
相手の自分本位な発言で、傷つくことがよくあります。
どうか、上手に聞き流して、毎日、明るく、笑顔で過ごしましょう。
出典 『なぜか人生がうまくいく「明るい人」の科学』 和田 秀樹(わだ ひでき) 発売 株式会社インプレス 画像はヤフー検索から