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鎌倉時代の文化をわかりやすく解説します。
目次
1 新しい仏教(鎌倉仏教)
教えは分かりやすく、実行しやすいものだった。
貴族のみならず、武士や民衆にも広がった。
〇 法然(ほうねん)が浄土宗(じょうどしゅう)を開いた。→ ひたすら念仏(南無阿弥陀仏)を唱えれば、だれもが極楽浄土に行けると説いた。
〇 親鸞(しんらん)が浄土真宗(じょうどしんしゅう)を広めた。→ 阿弥陀如来の救いを信じる心を強調した。
〇 一遍(いっぺん)が時宗(じしゅう)を開いた。→ 踊り念仏を広めた。
□ 日蓮(にちれん)が日蓮宗(にちれんしゅう)を開いた。→ 題目(南無妙法蓮華経)を唱えれば、人も国も救われると説いた。
◇ 禅宗(ぜんしゅう)も宋から伝わり、栄西(えいさい)は臨済宗(りんざいしゅう)を、道元(どうげん)は曹洞宗(そうとうしゅう)を広めた。→ 座禅(ざぜん)によって自分の力で悟りを開こうとした。
2 鎌倉文化
いつごろ 鎌倉時代
場所 京都と鎌倉が中心
特色 素朴で力強い文化 宋の影響を受けた文化
にない手 貴族、次第に武士に
和歌 「新古今和歌集」- 藤原定家や西行などの和歌が収められた(1205年)
軍記物 「平家物語」 - 琵琶法師のひき語りによって各地に広まった- 祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
随筆 「方丈記」 - 鴨長明が人生のはかなさを記した(1212年)
「徒然草」 - 兼好法師が心に浮かぶまま、連想の赴くままに書きつづった(1331年)
彫刻 「金剛力士像」 - 運慶や快慶らが作った(1203年)
絵巻物 「平治物語絵巻」
肖像画(似絵)も描かれた
さあ、基礎・基本の用語をしっかり覚えましょう。
◎ 基礎・基本の用語
〇 法然(ほうねん)- 浄土宗(じょうどしゅう)
〇 親鸞(しんらん)- 浄土真宗(じょうどしんしゅう)
〇 一遍(いっぺん)- 時宗(じしゅう)
〇 平家物語(へいけものがたり)- 琵琶(びわ)法師
〇 金剛力士像(こんごうりきしぞう)- 運慶(うんけい)
👉東大寺南大門の金剛力士像は、いくつの部材から成るか?次から選びなさい。
A 3 B 30 C 300 D 3000
☆ ふり返り
◇ ①~⑤に当てはまる言葉を答えなさい。
1 新しい仏教(鎌倉仏教)
〇 (①)が浄土宗(じょうどしゅう)を開いた。→ ひたすら念仏(南無阿弥陀仏)を唱えれば、だれもが極楽浄土に行けると説いた。
〇 (②)が浄土真宗(じょうどしんしゅう)を広めた。→ 阿弥陀如来の救いを信じる心を強調した。
〇 (③)が時宗(じしゅう)を開いた。→ 踊り念仏を広めた。
2 鎌倉文化
軍記物 「④物語」 - 琵琶法師のひき語りによって各地に広まった- 祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
彫刻 「⑤像」 - 運慶や快慶らが作った(1203年)
💮 答え
① 法然(ほうねん)
② 親鸞(しんらん)
③ 一遍(いっぺん)
④ 平家物語(へいけものがたり)
⑤ 金剛力士像(こんごうりきしぞう)
👉東大寺南大門の金剛力士像は、いくつの部材から成るか?次から選びなさい。
A 3 B 30 C 300 D 3000 答え D 3000
※ 阿形像、吽形像ともに、高さはおよそ8.4m。 それぞれ約3000個の部材から成る「寄木造(よせぎづくり)」で作られている。 出典 東大寺南大門 金剛力士像 NHK for School から作成
鎌倉文化は、素朴で力強い文化、宋の影響を受けた文化ですね。これで基礎学力バッチリです。