6 律令国家の成立と平城京

中学歴史
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律令国家の成立と平城京をわかりやすく解説します。

1 大宝律令(たいほうりつりょう)

701年 大宝律令律令にならって完成した。                      =[大宝元年]
律(りつ) = 刑罰の決まり
令(りょう)= 政治を行ううえでのさまざまな決まり
律令に基づいて政治を行う国家を、律令国家という。
律令国家では、太政官や八省など多くの役所が設けられた。
有力な豪族や皇族は、天皇から高い位と給料をあたえられて貴族となり、役所で働くことになった。

2 平城京(へいじょうきょう)

710年 平城京の都の長安(ちょうあん)にならって造られた。- 新しい都として奈良盆地の北部に
京都の平安京に都を移すまでの80年余りを奈良時代という。
平城京全体の住人は、約10万人で、そのうち、約1万人が役所に勤めていた。
にならって、和同開珎(わどうかいかいちん)などの貨幣も発行された。[708年=和銅元年]
和同開珎(わどうかいちん)のイラスト

3 地方の仕組み

地方は多くのに区切られ、国ごとに国府(こくふ)と呼ばれる役所が置かれた。
それぞれの国には、都から国司(こくし)が派遣された。
国はさらにいくつかの郡に区切られ、郡司(ぐんじ)が置かれた。
現在の福岡県には、大宰府(だざいふ)が置かれ、九州地方全体の政治のほか、外交・防衛に当たった。
支配が十分におよんでいなかった東北地方の政治・軍事に当たらせるため、現在の宮城県に多賀城(たがじょう)が置かれた。
地方と都を結ぶ広い道路も整えられ、道路にはが設けられて、乗りつぎ用のが用意された。
こうして、天皇を頂点とする、中央に権力を集中させた国家が日本に生まれた。
さあ、基礎・基本の用語をしっかり覚えましょう。

◎ 基礎・基本の用語

〇 大宝律令(たいほうりつりょう)

〇 律令国家(りつりょうこっか)

〇 平城京(へいじょうきょう)-  奈良時代

〇 和同開珎(わどうかいかいちん、かいほう)

〇 大宰府(だざいふ)

👉平城京は奈良に、長安ならって造られた!?

☆ ふり返り

◇ に当てはまる言葉を答えなさい。
701年 (①)律令にならって完成した。
律令に基づいて政治を行う国家を、(②)国家という。
710年 (③)京の都の長安(ちょうあん)にならって造られた。- 新しい都として奈良盆地の北部に
(③)京全体の住人は、約10万人で、そのうち、約1万人が役所に勤めていた。
にならって、(④)などの貨幣も発行された。
現在の福岡県には、(⑤)が置かれ、九州地方全体の政治のほか、外交・防衛に当たった。

💮 答え

 大宝律令(たいほうりつりょう)
 律令国家(りつりょうこっか
 平城(へいじょうきょう
 和同開珎(わどうかいかいちん、かいほう)
 大宰府(だざいふ)
和同開珎は、日本で初めて全国に流通したお金です。これで基礎学力バッチリです。
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