15 鎌倉時代の武士の生活と産業の発達

中学歴史
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鎌倉時代武士の生活産業の発達をわかりやすく解説します。

1 将軍と武士(家来)の主従関係

主人 -----   将軍
   御恩(ごおん)  ↓  ↑ 奉公(ほうこう)
従者 -----  御家人(家来)
    支配      ↓  ↑ 年貢・労役
           農民
御恩 = 新しい土地をあたえる 土地の支配を認める
奉公 = 京都・鎌倉の警備にあたる 戦時に戦う

2 武士の生活

〇 武士は、板ぶきのすまいで、質素な生活をしていた。
〇 武士は、常に馬や弓矢の武芸によって心身を鍛えていた。→「弓馬の道」「武士の道」などが育った。
〇 一族の長である惣領を中心にまとまり、団結していた。
〇 土地は分割相続が行われた。女子にも分け与えられた。

3 産業の発達

〇 農作業には牛や馬が利用され、鉄製の農具が広まった。
〇 草や木を焼いた灰が肥料として使われるようになった。
〇 同じ田畑でを交互につくる二毛作(にもうさく)も始まった。
〇 村には、農具を造る鍛冶屋や、衣服の染め物を行う紺屋などの手工業者が住み着いた。
〇 寺社の門前や交通の便利な所には、月に3度ほどの定期市(ていきいち)が開かれた。
〇 各地の港や主な道にも旅人が泊まる宿屋や、商人・手工業者の家ができて、が生まれてきた。
〇 との貿易によって、日本に大量に流入した宋銭(そうせん)が広く流通した。
さあ、基礎・基本の用語をしっかり覚えましょう。

◎ 基礎・基本の用語

〇 御恩(ごおん)

〇 奉公(ほうこう)

〇 二毛作(にもうさく) 

〇 定期市(ていきいち)

〇 宋銭(そうせん)

👉騎射三物(きしゃみつもの)は、馬に乗っての弓術の競技である。を射る流鏑馬(やぶさめ)を射る笠懸(かさがけ)、馬上から弓矢でを射る追物の3競技をさす。に当てはまる動物を選びなさい。

A いのしし(猪) B いぬ(犬) C きつね(犬) D しか  (鹿)

答えは最後に

 ふり返り

◇ に当てはまる言葉を答えなさい。
 
1 将軍と武士(家来)の主従関係
主人 -----   将軍
       ()  ↓  ↑ 
従者 -----  御家人(家来)
    支配      ↓  ↑    年貢・労役
                 農民
= 新しい土地をあたえる 土地の支配を認める
= 京都・鎌倉の警備にあたる 戦時に戦う
 
3 産業の発達
〇 同じ田畑でを交互につくる(③)も始まった。
〇 寺社の門前や交通の便利な所には、月に3度ほどの(④)が開かれた。
〇 との貿易によって、日本に大量に流入した(⑤)が広く流通した。
 

💮 答え

 御恩(ごおん)
② 奉公(ほうこう)
 二毛作(にもうさく)
 定期市(ていきいち)
 宋銭(そうせん)
👉騎射三物(きしゃみつもの)は、馬に乗っての弓術の競技である。を射る流鏑馬(やぶさめ)を射る笠懸(かさがけ)、馬上から弓矢でを射る追物の3競技をさす。に当てはまる動物を選びなさい。
 
A いのしし(猪) B いぬ(犬) C きつね(犬) D しか  (鹿)
 
答え B いぬ(犬) 犬追物(いぬおうもの)
 
武士は、常に馬や弓矢の武芸によって心身を鍛えていたのですね。これで基礎学力バッチリです。
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