
目次
1 今日のパワーメンターと著書

今日は、オザビエル(私)が、
ハーバード大学で教育を受け、
組織行動論で心理学の博士号を取得した心理学者
タル・ベン・シャハーさんの著書
『ハーバードの人生を変える授業』から学んだ
世界最高学府の学生たちを最も熱狂させた
「授業」をお届けします。
2 変化するために必要なのは、習慣を取り入れること

「変化する」ことは、非常に難しいとする研究結果が数多くあります。
新しいやり方を学ぶ、新しい行動を取り入れる、
あるいは古い習慣を変える、ということはどれも大変なことです。
個人であれ、組織であれ、変化しようとするものの殆どが失敗します。
ジム・レーヤーとトニー・シュワルツは、
『成功と幸せのための4つのエネルギー管理術』の中で、
(青島淑子訳、阪急コミュニケーションズ)
変化についての興味深い考え方を提唱しています。
変化するために必要なのは、自制心を養うことではなく、
習慣を取り入れることだというのです。
3 決められた行動を、特定の時間に行うこと

最初に何かを習慣化することは難しいのですが、
習慣を続けることは、比較的簡単です。
一流のスポーツ選手たちは、毎日決まった時間に競技場に行って、
スポーツジムに通い、ストレッチを行うことを習慣にしています。
私たちの大半は、日に最低2回は歯を磨くことを習慣にしています。
歯を磨くことは習慣なので、特別な自制心は必要ありません。
変化を起こすためには、それと同じことをしてみましょう。
レーヤーとシュワルツは、
「習慣をつくるには、確固たる価値観に基づいて、決められた行動を、特定の時間に行うことが必要である」
としています。
スポーツ選手にとっては、一流であることは非常に価値があることなのでスポーツ選手はトレーニングを習慣にしています。
私たちにとって、清潔であることは非常に価値があることなので、
歯磨きを習慣にしているわけです。
幸福に価値をおき、さらに幸せになりたいと願うのであれば、
その思いを中心に習慣をつくる必要があります。
5 これまで変えようとしてできなかったことは何ですか。取り入れようとしてうまくいかなかった行動や決意は何ですか。(Think)

2つの習慣を実行する(Action)
これをすれば、もっと幸せになれると思う2つの習慣を考えてください。
- 毎晩15分間の瞑想をする
- 毎週火曜日はパートナーとデートする
- 朝起きて最初に4回深呼吸をする
- 2日に1度は本当に好きな本を読む
- 毎週日曜日の午後の2時間を趣味に費やす
など、いろいろ考えられます。
習慣にすることを決めたら、スケジュール帳に書いて実行してください。
新しい習慣を始めるのは難しいかもしれません。
しかし、1か月ぐらい続ければ、
新しい習慣は、歯を磨くのと同じくらい簡単なことになるでしょう。
この本に書かれていることすべてを「習慣化」することをお勧めします。
1度に1つか2つの習慣を取り入れ、無意識にできるようになるまでは、
新たな習慣を取り入れないでください。
トニー・シュワルツが述べているように、
「野心的になりすぎて失敗するよりも、
緩やかに変化し続けるほうが好ましい。
成功は、それ自体がさらなる成功の源となる」
のですから。
5 オザビエルの願い

今日の学びは、
- 変化するために必要なのは、自制心を養うことではなく、習慣を取り入れること。
- 習慣をつくるには、確固たる価値観に基づいて、決められた行動を、特定の時間に行うことが必要。
毎日、よい習慣を続け、成功と幸せに向かって前進していきましょう!
出典 『ハーバードの人生を変える授業』 筆者 タル・ベン・シャハー 訳者 成瀬 まゆみ 発行所 大和書房 画像はYahoo検索から