

今日は、オザビエル(私)が、
「20世紀最高の心理学者」と評される
「ハーバード大学行動心理学の権威」
B・F・スキナー博士の著書
『初めて老人になるあなたへ ハーバード流知的老い方入門』から
実践していきたい 「幸齢者mind」をお届けします。
目次
1 退職しても規則正しい毎日を

退職と同時に、一日のスケジュールがくすれてしまうおそれがあります。
ひとり暮らしの場合、自分の好きな時間に起きて、
一日中パジャマで過ごし、
お腹が空いたら食べればいいという気持ちになるでしょう。
週末も平日もありません。
誰かと同居していれば、
相手と時間を合わせながら、規律が生まれてくるかもしれませんが、
ふたり一緒にだらしない生活をする可能性だってあります。
規則正しい生活を、とよく言われます。
健康に良いのです。
常に世界中をあたこちと忙しく飛び回っているような人は、
スケジュールに空白ができると、決まって調子が悪くなるそうです。
いつ何をすればいいのか、いちいち決める必要はありませんし、
楽しみにしていた予定を先延ばしにして、
ついには手遅れになるような事態も避けられるでしょう。
若い頃の日課を護り続けているお年寄りもいますが、
そうでない人は、新しく計画を立て直しましょう。
朝は必ず、ベッドをきちんと整えてから寝室を出るという人、
エアロバイクで目標距離まで運動してからでないと、
朝食を食べないという人など、
自分なりに決め事を作っている人たちがいます。
こうしたやり方は、たいていは同じことの繰り返しなので、
いちいち決心してからとりかかるという手間を省いてくれます。

2 計画通りに一日を過ごす

好きなテレビ番組があるなら、
その日のその時間の過ごし方が決まってきますから、
その前後に家事や運動や休息の時間などを割り当てましょう。
レックス・スタウトの探偵小説を読んだことのある人は、
主人公ネロ・ウルフをお手本にしてみてはいかがでしょうか。
彼は、担当する事件がどんなに差し迫った状態であろうと、
決まった時間になると、蘭の花の世話をします。
一日のうち時間を決めて、瞑想や読書、手紙を書く、家事をする、
さらには、自分の生活ぶりを振り返ってみることをおすすめします。
(運動し、きちんと食事をし、医者の指示に従い、さらにできれば、本書のアドバイスにも従って、計画通りに一日を過ごせるなら、自分をほめてやりましょう)。
3 今日の金言 B・F・スキナー博士

規則正しい習慣は、免疫力を上げて、健康に良いようです。
朝食、昼食、夕食の時間は、毎日同じです。
散歩の時間、お風呂の時間、寝る時間もほぼ同じです。
病気を遠ざけて、医療費を低くすることを心がけています。
極力笑う時間をつくって、楽しい毎日にしたいと思っています。