
目次
1 今日のパワーメンターと著書

今日は、オザビエル(私)が、
英国生まれの作家、ジャーナリスト、投資家
11歳で米国に移住。ブリンストン大学卒業
マックス・ギュンターさんの著書
『ツキの方程式━━人生は思いがけず変化する』から学んだ
目の前の幸運をけっして逃さない
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 運の良い人、五つの特徴

私は20年以上にわたり、1000人を超える人々の人生について調べ、
また直接話を聞き、「運の良い人」と「運の悪い人」それぞれに、
どういう特徴があるのか、両者にどういう違いがあるのかを探ってきた。
その結果、運の良い人には見られるが、運の悪い人には殆ど見られない、
という特徴が主に五つあることがわかった。
五つの特徴は、簡単にまとめれば次のようになる。
一、社交性に富む
運の良い人は、多数の人と友好的な関係を築いている。
幸運は常に他人からもたらされるものなので、多くの人とつながりを持つほど、幸運が訪れる可能性は高まることになるる。
二、直感力がある
運の良い人は、目に見える以上の何かを察知する能力を持っている。
多くの場合は、無意識のうちにその能力を働かせている。
三、勇気がある
運の良い人は、目の前にチャンスが訪れたら、確実にそれをつかみ取る。
たとえ、それによって自分の人生設計が狂うことになっても、勇気を出して一歩踏み出す。
そのため、運の良い人は、「ジグザグ」な人生を歩む人が多い。
四、ラチェット効果をはたらかせる
運の良い人は、自分のしていることが悪い方向に転がり始めたときや、状況が悪化し始めたときには、素早くその場から逃げ出すことができる。
そのため、ひどい不運に見舞われることは少ない。
※ 車輪などを一方向にのみ回転させるための装置を「ラチェット(歯止め)」という。
五、悲観的行動に基づいて行動する
「運の良い人は楽観的な人」というイメージがあるが、実際にはまったく楽観的ではない。
運の良い人は、自ら意識して、極端なほど悲観的な態度を貫いている。
いつ良くないことが起こるかわからない、と思って行動することが、幸運につながっているのだ。
3 勇気を出して一歩踏み出す

私も運の良い人たちにこういう特徴があると、
はじめから思っていたわけではなかった。
彼らの行動や心情に、直接触れることでわかったのだ。
最初のうちは驚いたし、ずいぶん戸惑ったりもした。
きっと読者の中には驚く人も多いだろうと思う。
また彼らが、昔ながらの倫理観からすると、
好ましくない行動をとっているように見えることもある。
実は、そういう倫理に従うと、
幸福になるどころか不幸を招くことが多いのだ。
それを知って困惑する読者も少なくないだろう。
たとえば「勇気を出して一歩踏み出す」行動は、
古い倫理観持つ人には、軽はずみ、向こう見ずと思われやすい。
そして、一歩踏み出すために彼らがうまく「迷信」を利用する、
というのも意外なことだろう。
迷信に頼っても、それ自体は幸運にはつながらないが、
合理的な判断がどうしても不可能なとき、
迷信に頼って決断を下す(コインの表裏で決める、など)、
というのは有効なのだ。
なぜ、五つの特徴が大事なのかは、
読み進めていくうちに、よくわかってもらえると思う。
もちろん、書いてあることを鵜呑みにする必要はない。
あくまで懐疑的な態度で、
しかし、先入観や固定観念にとらわれずに読んでもらえればありがたい。
常に心は冷静に、目は大きく開いて、ということが大事だ。
では幸運を求めて旅に出よう。
4 オザビエルの願い

今日の学びは、
運の良い人には見られる特徴が五つ。
一、社交性に富む
二、直感力がある
三、勇気がある
四、ラチェット効果をはたらかせる
五、悲観的行動に基づいて行動する
さあ、「勇気を出して一歩踏み出す」行動ができる人に仲間入りして、
運をつかみましょう。
出典 『ツキの方程式━━人生は思いがけず変化する』 マックス・ギュンター 訳者 夏目 大(なつめ だい) 発行所 パンローリング株式会社 画像はヤフー検索から