
目次
1 今日のパワーメンターと著書

今日は、オザビエル(私)が、
クレディセゾン社長
林野宏(りんの ひろし)さんの著書
『誰も教えてくれなかった 運とツキの法則』から学んだ
空極の運とツキをつかむ
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 イチローは天才か

「イチローは天才か?」
講演に行くと、「能力とは何か」の例として、よくこれを話題にします。
あれだけの記録を作った選手なのだから、並の人ではないのは確かです。
しかし、天才なのかというと、私は違うと思います。
というのは、もし彼が天才だったら、あれほど
バットの芯を外したバッティングはしないのではないかと思うからです。
バットの芯でボールを捉えれば、ライナー性の打球がもっと多くなるはずです。
「ポテンヒットを打つ技術というものがある」と、
イチローは言っているそうですが、彼だって勝負師です。
そう簡単に本音を吐くとは思えません。
確かに彼のバットコントロールの技術は、並外れています。
それは十分に認めますが、私はあくまでも
「天才は芯で打つ」と考えます。
3 「天才は、1%のインスピレーションと99%の努力だ」

むしろイチローに「天才」を見るとしたら、
彼は、努力を決して怠らないという要素の方にあるのではないでしょうか。
毎日毎日、入念に緻密に黙々と努力する。
その野球に対する敬虔な姿勢を貫く。
これこそが天才だからこそできること、
幼年期から、父親から受けた努力の常軌化ではないかと思うのです。
エジソンには「天才は1%のインスピレーションと99%の努力だ」という有名な言葉があります。
しかし実はエジソンの真骨頂は、この言葉だけにあるのではありません。
「ほとんどの人は、もうこれ以上、アイデアを考えるのは不可能だというところまで行き着き、そこでやる気を無くしてしまう。本当は、いよいよこれからなのにね」
むしろ、この言葉にこそ「天才」と称されたエジソンの実像が表現されているように思えます。
「もうこれ以上は無理だ」となると、多くはあきらめてしまう。
しかし、そこからさらに奥に進める人、さらに高みに登ろうとする人、
そういう人だけが結局、成功という事実を手に入れられるのではないかと思います。
4 「ベスト・オブ・スペシャリスツ」

イチローの話に戻ります。
彼は、数々のゲン(験)を担いでいるそうです。
毎朝カレーを食べ続けているという噂は、
イチロー自身が「もう、やっていない」と否定していましたが、
毎日同じ時刻に球場入りし、
ダグアウトからグランドに出るときは必ず右足から出るなど、
彼のゲン担ぎは、いろいろとあるようです。
生活の一端を少しでも変えることで、試合のリズムを崩したくない、
つまり野球に100%集中したいというのも、その理由でしょう。
同時に、彼はゲンを担ぐことで、
運とツキをとても大事にしているのではないでしょうか。
運とツキを利用する、勝利の流れを呼び込む、
そのことに細心の注意を払い、考え抜いてゲンを担いでいる……
私は、彼こそがプロフェッショナル、「ベスト・オブ・スペシャリスツ」
なのではないかと考えています。
5 オザビエルの願い

「運とツキの法則」
運とツキというものは
100%能力を発揮する
努力をした人にしか訪れない
運とツキに恵まれたければ
自分をごまかさないこと
他力本願では運とツキはやってこない
林野宏さん
まさに、『天才とは、ひとつに打ち込める能力』
そして、追い続ければ、きっとかなう!と信じています。
あきらめないで、イチローさんのように、
「ベスト・オブ・スペシャリスツ」になってください。
出典 『誰も教えてくれなかった 運とツキの法則』 林野宏(りんの ひろし) 発行所 致知出版社 画像はヤフー検索から