366 運とツキの法則「運とツキは、やる気次第で呼び込むことができる」

パワーフレイズ
緑化された路線を走る熊本市電(路面電車)の写真

1 今日のパワーメンターと著書

今日は、オザビエル(私)が、

クレディセゾン社長

林野宏(りんの ひろし)さんの著書

『誰も教えてくれなかった 運とツキの法則』から学んだ

空極のツキをつかむ

パワーフレーズ」をお届けします。

 会社も人生も運とツキに左右される

誰も教えてくれなかった運とツキの法則

ツキなどと言うと、

「何言ってるんだこの人は、ビジネスは競馬や麻雀とは違うぞ」

と疑問に思う方もいるかもしれません。

特に、カード会社というファイナンス・ビジネスに携わる

企業のトップである私が、

だのツキだの言っていいのか、そう考える方もいるでしょう。

 

でもよく考えてみてください。

ツキは日常はん

私たちの身の回り、どこにでもあるものなのです。

「あいつ、今日はツイてる」とか

「私、今度の仕事はとてもが良かった」とよく言うでしょう。

 

朝、駅の階段を昇ったら、ちょうど電車が来て、

自分が乗ったとたんにとびらが閉まったとか、

 

ランチのときに大人気の数量限定メニューを頼んだら、

最後の1食だった

 

などという身近なことから、

 

大きな契約を取ろうと必死のときに、

競合他社が思わぬ凡ミスをしてくれて、

幸運の女神がこちらに微笑んでくれたとか……

 

小さな幸運から、仕事上の大きな幸運まで、

ツキがあるときは何をやってもうまくいく、

そんなときがあるものです。

 

反対にツキがないとき、不運に見舞われているときです。

そういうときは、何をやってもうまくいかなかったりする。

大事なプレゼンテーションの当日に体調を崩したり、

綿密に一緒に組み上げたプロジェクトの中心企業が、

突然倒産したりとか。

そんな目にあったら、誰でも元気をなくします。

うつむき加減でデスクに向かい、トボトボと廊下を歩く……。

武石観光センターのつけ蕎麦ランチの写真

 国家、企業、個人にとっても「運とツキの法則」がある

誰も教えてくれなかった運とツキの法則

ニュートンの「万有引力の法則」をご存じだと思います。

地球のすべてのものは、この法則から逃れることはできません。

それと同じように、国家、企業、個人にとっても絶対的な法則がある。

それが「運とツキの法則」だと、私はそう考えています。

 

運とツキの法則がよくわかるのが、スポーツや勝負事だと思います。

ゲームの最中に、

「流れが変わった」という瞬間に出会うことがよくあります。

あれは、

本当にこちらから相手にツキが移ってしまった瞬間なのです。

勝利の女神は移り気です。

こちらがチャンスを生かせなかった、あるいはミスをしたら、

直ちに見限ってしまうのです。

そうすると次の瞬間、相手にとんでもないプレーが飛び出して、

あっさり得点されてしまう。

 

ビジネスもスポーツ同様、ある種のゲームです。

社会の中での競争であり、勝つための真剣勝負です。

その限りでは、必ず、不運がついて回り、

ツキとは切り離せない関係にあるのです。

 運とツキはやる気次第で呼び込むことができる

誰も教えてくれなかった運とツキの法則

ただビジネスの場合、スポーツや勝負事ほど、

短時間で勝負が決まるわけではなく、

劇的な変化は見えません。

長い期間、少しずつ積み重ねてきた「ツキ」が積もり積もって、

ふと気づくと、思わぬ成功が待っている。

反対に、少しずつツキを失っているのに気づかないでいたら、

やがて、にっちもさっちもいかなくなっていた……

ビジネスの勝敗とは、そういうものだと思います。

 

だからビジネスの世界こそ、

ツキを呼び寄せる法則を知る必要があります。

いまツイていると感じたら、いかにしてそのツキを長続きさせるか、

あるいは、いまちょっとツイていないと感じたら、どう自重するか。

または積極的にツキを呼び込むためにどう努力すればいいか……

こういうストーリーを知っているか、いないかで

ビジネスの勝ち負けが決まってきます。

それを知り、実行できる人、それが組織にとってのキーパーソンです。

 

企業は人の集合体です。

企業がツキに見放されているときこそ、

社員のひとりでもいい、ふたりでもいいから、

とにかく誰かがキーパーソンとなって、

社内を明るくしてくれないと困る。

 

そこでいまこの本を読んでいるあなたに、

その役割を担っていただきたいのです。

周囲の人たちが落ち込んでいるときが、あなたには最高のチャンスです。

そのためには、あなた自身がツキに見込まれる体質になること。

そして、そのツキを逃さないよう心がける必要があります。

 

ツキは鍛え方次第で、あなたの強力な助っ人になるのです。

ツキは、やる気次第で呼び込むことができる。

私は、そう確信しています。

5 オザビエルの願い

今日の学びは、

 

  • 国家、企業、個人にとっても絶対的な法則がある。それが「運とツキの法則」。
  • ビジネスの世界こそ、ツキを呼び寄せる法則を知る必要がある。
  • ビジネスの勝ち負けを知り、実行できる人、それが組織にとってのキーパーソン
  • 誰かがキーパーソンとなって、社内を明るくする役割を担ってもらいたい。

なかなか、いつも勝利の女神が微笑んでくれるとは限りません。

自分自身がツキに見込まれる体質になって、そのツキを逃さないよう心がけていきましょう。

出典 『誰も教えてくれなかった 運とツキの法則』 林野宏(りんの ひろし) 発行所 致知出版社 画像はヤフー検索から

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