
目次
1 今日のパワーメンターと著書

今日は、オザビエル(私)が、
山王総合経営研究所所長
藤清水榮一(しみず えいいち)さんの著書
『中村天風 もっと強くなれ、必ずそうなれる!』から学んだ
仕事にも人生にも大いなる奇跡を引き起こす
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 全身全霊を操作する『たった一語の魔法』

人間には暗示感受作用がある。
暗示とは言葉によるものが多い。
他人の言葉からも、自分の言葉からも、暗示を受け、影響される。
夢も希望も言葉にすることで、明確な意識となり、
言葉の持つエネルギーが、潜在意識にまで浸透する。
そこで暗示として作用することになるのである。
迷ったときに「できる」と口に出して言えば、
全身全霊が可能性を求めて考え、努力する。
逆に「できない」と言ってしまえば、可能性は完全にゼロになる。
作家の柏原兵三は、スランプになるとアパートの窓を開け、
「俺は天才だっ!」と夜空に向かって叫んだという。
成功する人たちというのは、言葉の力をよく知っていて、
上手に利用している。
それほど言葉の力は、大きいのである。
だから日常生活においては、
どんな状況でも積極的、肯定的な言葉を使うようにすることが大切だ。
そして消極的、否定的言葉は、絶対に口にしないことである。
積極的とは、何度も繰り返すが、
正しく、強く、清く、尊くと言うことである。
決して自分本位の、図々しく厚かましい意見や意思を押しつけることではない。
尊くとは、他人への思いやりを持って生きることである。
また、積極的、肯定的言葉とともに、
他人には次の三つの言葉を使うように心がけよう。
第一は、お互いを勇気づける言葉。
第二は、お互いで喜びをわかち合える言葉。
そして三番目が、相手が聞いて嬉しくなる言葉である。
3 この『三つの合い言葉』を念仏のように唱えよ!

天風哲学を学ぶ者同士の合い言葉は、
「力だ、勇気だ、信念だ」
「明るく、朗らかに、生き生きとした勇気を持って」
「溌剌、颯爽と!」
の三つだ。
私たちはこの言葉をいつでも、ことあるときもことなきときも、
口に出している。
いつも念仏のように唱えているほどだ。
立ったり座ったり、次間の行動に移るとき、
「溌剌、颯爽と!」と一声言うのである。
上司から、「ちょっと来てくれ」と言われたとき、
ノロノロとしていたら、相手の気分も害してしまう。
「溌剌、颯爽と!」と唱えれば、
私たちの体は、自然にキビキビしたものになる。
暗いニュースが飛び込んでくると、気分が沈む。
失敗をすると暗くなる。
しかし、気分が沈んだまま、暗い気持ちのままでは、
さらに失敗をくり返すことになる。
そんなときも、言葉の力を借りて、
「明るく朗らかに」と唱えて、気持ちを切り替える。
怯むようなこと、自信が揺らぐようなことがあったら、
すぐに「力だ、勇気だ、信念だ」と唱えてほしい。
それは、他の誰かと比較するものではない。
絶対積極の心の表明である。
心を表明すれば、必ず勇気が湧いてくるのである。
4 オザビエルの願い

今日の学びは、
日常生活においては、
どんな状況でも積極的、肯定的な言葉を使うようにすることが大切。
また、他人には次の三つの言葉を使うように心がける。
第一は、お互いを勇気づける言葉。
第二は、お互いで喜びをわかち合える言葉。
そして三番目が、相手が聞いて嬉しくなる言葉である。
天風哲学を学ぶ者同士の合い言葉は、
「力だ、勇気だ、信念だ」
「明るく、朗らかに、生き生きとした勇気を持って」
「溌剌、颯爽と!」
の三つ。
どんなときも、溌剌と、颯爽と生きたいものです。
どうか、「幸せ」に満ちあふれている日常生活に感謝し、
積極的に生き抜いていきましょう!
出典 『中村天風 もっと強くなれ、必ずそうなれる!』 清水 榮一(しみず えいいち) 発行所 三笠書房 画像はヤフー検索から