
目次
1 今日のパワーメンターと著書

今日は、オザビエル(私)が、
精神科医、和田秀樹こころと体のクリニック院長
和田 秀樹(わだ ひでき)さんの著書
『なぜか人生がうまくいく「明るい人」の科学』から学んだ
意欲の低下を抑える
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 意欲を持ち続けるためには

意欲を持ち続けるためには、どうすればいいのでしょうか?
そのポイントは、「前頭葉」と「男性ホルモン」にあります。
人間の意欲低下には、前頭葉と男性ホルモンが深く関係しています。
この2つを活性化させることで、意欲低下の進行を遅らせることができます。
「前頭葉」とは、大脳の前方部分で、
意欲だけではなく、思考や創造などの機能も司っています。
前頭葉は40代から萎縮が始まり、
60~70代になると本格的に萎縮が進行します。
萎縮が進むと、感情の動きが低下して意欲が湧かなくなり、
外の世界に対しても無関心になってしまうのです。
- 何もやる気が起こらない
- 何をしても楽しくない
こんな気持ちになると、家から外に出る気がしなくなります。
外に出なくなると、体も弱り始め、前頭葉の機能はさらに低下して、
「負のスパイラル」に陥ってしまうのです。
前頭葉というのは、不測の事態に「対処」する時に活性化しますから、
日常のルーティーンを少し変えるだけでも、萎縮を遅らせる効果が期待できます。
- 行きつけのレストランや居酒屋ではなく、新しい店に入ってみる
- 普段とは違うジャンルの映画やビデオを観る
- お気に入りの作家以外の本を読んで見る
これまでとは違う「物の見方」や新たな「刺激」に出会うことで、
前頭葉の働きを活性化することができるのです。
もう一つ大事なのが「男性ホルモン」の減少を抑えることです。
男性ホルモンは数種類がありますが、
その中で意欲に大きく関わっているのが「テストステロン」です。
テストステロンは、次のようなことに深く関わっています。
- 好奇心
- 興味
- 集中力
- 判断力
- 性機能
女性は加齢によって女性ホルモンが減少すると、
自然と男性ホルモンが増えてきますから、
それほど心配する必要はありません。
男性の場合は、年齢とともにテストステロンが減ってくるので、
その維持を心がけることが必要になります。
3 意識して肉を食べることが重要

その対策として有効なのが、「肉を食べる」ことです。
男性ホルモンの原料は「コレステロール」ですから、
積極的に肉を食べることがテストステロンの維持につながります。
コレステロールには「悪玉」というイメージがありますが、
肉を食べて、少し太り気味くらいの方が、実は長生きできる……
ということは、世界中の調査結果のほぼ一致した結論です。
アメリカ人は、1日には300gの肉を食べていますが、
日本人の平均は、わずか80gです。
高齢者であれば、その量はさらに少ないと考えられます。
意欲の低下を抑えるためには、意識して肉を食べることが重要です。
4 オザビエルの願い

今日の学びは、
- 人間の意欲低下には、前頭葉と男性ホルモンが深く関係している。
- 前頭葉というのは、日常のルーティーンを少し変えるだけでも、萎縮を遅らせる効果が期待できる。
- 男性の場合は、年齢とともに男性ホルモン(テストステロン)が減ってくるので、その維持を心がけることが必要になる。
- その対策として有効なのが、「肉を食べる」こと。
今日から、意欲の低下を抑えるために、意識して肉を食べます。
そして、毎日、明るく、笑顔で過ごせることを願っています。
出典 『なぜか人生がうまくいく「明るい人」の科学』 和田 秀樹(わだ ひでき) 発売 株式会社インプレス 画像はヤフー検索から