目次
1 今日のパワーメンターと著書
今日は、オザビエル(私)が、
明治大学文学部教授
齋藤 孝(さいとう たかし)さんの著書
『本当に頭がいい人の メンタル習慣100 』から学んだ
100人のSPに守られているのと同じ
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 怒りがアドレナリンを放出させる
職場や家庭でイライラしてしまったとき、
周囲の人や物に八つ当たりしてしまい、
自己嫌悪に陥る━━。
なぜあんなに不機嫌になってしまったのだろう、
と自分の行動を振り返って後悔する人も多いかもしれません。
怒りの感情は、人間関係や仕事に大きな影響を与え、
怒りの感情によって生まれた周囲からの不信感は、
取り返すのも難しいもの。
そこで怒りの管理方法である「アンガーマネジメント」が注目されています。
アンガーマネジメントとは、
怒りの感情を管理するための心理トレーニングのこと。
怒りという感情によって脳内にアドレナリンが分泌されると、
興奮状態に陥ります。
その結果、冷静な判断ができなくなってしまい、
衝動的な行動をしてしまうのです。
そのため、アドレナリン放出のしくみを知り、
怒りを管理できるようになると、
衝動的な言動を抑制できるようになります。
3 アドレナリンの放出時間は6秒間
私が実践しているアンガーマネジメントは、
「イライラしたら6秒数える」というもの。
アドレナリンは、イラっとしてから6秒間分泌されるので、
その6秒をじっと耐えて、怒りを抑制する方法です。
1、2、3、4、5、6とゆっくり数えた後は、
イライラが半減しており、
少しは冷静な判断ができるようになっています。
有効なのは、数字を数えるだけではありません。
怒りを感じてから6秒間、その感情を放置することが大切なので、
「だるまさんが転んだ」と繰り返し呟いたり、
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」と
『平家物語』の一節を諳んじてもよいでしょう。
気持ちが前向きになる歌のサビを、
脳内で再生するのも気分転換になり、よいかもしれません。
とにかく6秒間気を紛らすのです。
怒りをコントロールできれば、
怒りによってもたらされる自己嫌悪にさいなまれることもありません。
自分に合ったアンガーマネジメントを見つけて、実践してください。
4 オザビエルの願い
オザビエル(私)も、怒るのが仕事かと思われるくらい、
校内が荒れていた時代、よく怒っていました。
未熟だったのだと思います。
アンガーマネジメントは、「イライラしたら6秒数える」。
このスキルを早くから身につけていたら、
嫌な思いをせずに済んだ生徒もいたと思います。
今、申し訳なく思います。。
1、2、3、4、5、6とゆっくり数えた後、
冷静な判断ができるようになって
適切な方法で対処していったら、
相手の良さが見えて、もっと伸ばすことができたのになあと
後悔ばかりです。
どうか、自分に合った「アンガーマネジメント」を身につけて、
怒りをコントロールしてください。
そして、一人でも多くの人に喜んでもらえるよう、
仕事に励んでください。
出典 『本当に頭がいい人の メンタル習慣100』 齋藤 孝(さいとう たかし) 発行所 宝島社 画像はヤフー検索から