９　１日単位で人生を清算して「よい人生」をつくる

飲食業や販売教は、売上や利益を１日ごとに、

つまり毎日清算せいさんしていると聞きます。

それに倣ならって、私もその日の終わりに１日を清算するようにしました。

長いスパンで人生を振り返るのではなく、

24時間ごとに評価していくのです。

「いい１日だったな」と思える日が続けば、

のちのち振り返ったときに「よい人生だった」と思えるだろう、

という算段さんだんです。

「いい１日だった」と思うためには、60点主義をとるのが有効です。

特によいことがなかった日でも、

「事故に遭わなかった」「地震がこなかった」など、

健康に過ごせたらよしとします。

自分に「いいね！」を押す感覚で、

手帳にニコニコマークを書いておけば、

その日は完全に「いい１日」になるわけです。

心が疲れるような嫌なことがあった日には、

夜からでも取り組める「ご褒美イベント」を設定しましょう。

夕食を少し豪華な食事にしてもいいですし、

エステやマッサージに行くなどでもよいです。

特別な行為で自分を褒めてあげるとよいでしょう。

私がよく取り入れるのはサウナです。

昨今では「サウナー」という言葉が生まれ、

サウナと水風呂を繰り返すことで生まれる

快感「ととのう」が流行になっていますが、

実は私は大学生のころからサウナーです。

熱い空間で我慢して汗を流して、水風呂に入る。

この苦難を乗り越えるような体験で心も体もスッキリさせて、

生まれ変わったような感覚を味わうのが好きなのです。

今でもほとんど毎日サウナに通っていますが、

サウナに行けただけで、その日は「いい１日」になります。

私にとってサウナのように、

手軽に毎日取り入れられるプチ贅沢ぜいたくがあると、

どんなことがあっても「いい１日」になるので、

自分に合った趣味を見つけてください。