
目次
1 今日のパワーメンターと著書

今日は、オザビエル(私)が、
英国生まれの作家、ジャーナリスト、投資家
11歳で米国に移住。ブリンストン大学卒業
マックス・ギュンターさんの著書
『ツキの方程式━━人生は思いがけず変化する』から学んだ
目の前の幸運をけっして逃さない
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 「運」という言葉が、一体何を意味するのか

ここで、「運(luck)」という言葉が、一体何を意味するのかを明確にしておこう。
私たちは「運」という言葉を、どういう意味で使っているのか。
「運」はそれ自体、極めて簡単な、単純な言葉である。
だがこの言葉には、人の感情に訴える力があり、哲学的、宗教的な側面、
また神秘的な側面がある。
そのように多様な面があるため、この言葉の定義は何通りも考えられる。
「人生」というものをどのように見るかによっても、定義の仕方は変わってくる。
だから、ある定義を強く主張しすぎると、別の定義を支持する人、つまり自分と人生観の違う人と衝突することにもなりかねない。
3 「運」とは、人生を大きく左右し、人間の手で操作・制御することが不可能に見える事象

辞書を引けば少しは役に立つが、それですべてがわかるわけではない。
どの辞書の定義にも必ず異論は出る。
人生観の違いによって、その定義のどこに不満を持つかも違ってくるだろう。
ある辞書で「運」という言葉は「偶然が人生に及ぼす作用」と定義されている。
人によってはこれを「素晴らしい完璧な定義だ」と言うかもしれないが、
「いや、運は単なる偶然とは違う」と言う人もいるだろう。
もっと神秘的な定義がなされている辞書もある。
「運」とは「人生を良い方向、或いは悪い方向に導く力」だというのだ。
さらに別の辞書を見ると、「運」とは「人、集団、或いはその活動を、
ときには望ましい方向、またときには望ましくない方向に導く、
無目的で、予測・制御が不可能な力」であると定義されている。
だが、何かの宗教を熱心に信仰している人なら、この定義を否定するだろう。
「『無目的』とは何事か」というわけだ。
占星術師や、心霊現象を信じている人は「予測不可能」という部分に意義を差し挟むだろう。
ラスベガスやモンテカルロに出入りするギャンブラー、競輪・競馬・競艇などに興じる人たちなら、「いや、『制御不可能』とは言い切れない」と言うかもしれない。
私は、誰もが受け入れることのできる定義をずっと考えてきた━━
後から説明や分析を加える必要がなく、それだけで真実を言い表せる定義はないか、と考えてきたのである。
その結果、思いついたのが次の定義だ。
運 ━━ 人生を大きく左右し、人間の手で操作・制御することが不可能に見える事象
4 オザビエルの願い

今日の学びは、
運 ━━ 人生を大きく左右し、人間の手で操作・制御することが不可能に見える事象
人生を良い方向に導く手立てを身につけて、「ついてる」人生でした、と言えるように、一歩一歩前進したいですね。
出典 『ツキの方程式━━人生は思いがけず変化する』 マックス・ギュンター 訳者 夏目 大(なつめ だい) 発行所 パンローリング株式会社 画像はヤフー検索から