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新政府の成立をわかりやすく解説します。
目次
1 内戦 = 戊辰戦争(ぼしんせんそう)[1868年~1869年]
1868年1月 「慶喜の官職と領地の返上」に不満を持つ旧幕府軍と新政府軍との間で、鳥羽・伏見の戦い(京都市)がおこった。→ 新政府軍の勝利
4月 新政府軍は、江戸城を無血開城させた。- 西郷隆盛と勝海舟の話し合いで
勝海舟(かつかいしゅう)のイラスト
8月 新政府軍は、会津藩(福島県)を攻めた。- 白虎隊が飯盛山で集団自決
2 新政府の方針
1868年3月 明治天皇が、神に誓う形で、五箇条の御誓文を発表した。
広く会議を興し、万機公論に決すべし=広く会議を開いて、人々の意見に基づいた政治を行う 上下心を一つにして盛んに経綸を行うべし=上の者も下の者も心を一つにして、積極的に国家の政策全般を行う 官武一途庶民に至るまで、各その志を遂げ、人心をして倦まざらしめんことを要す=政府の役人、武士、さらに一般の国民にいたるまで、その志を実現して、人々の期待を裏切らないようにする 旧来の陋習を破り、天地の公道に基づくべし=これまでの悪い習慣をやめて、これからは国際社会のルールに基づいて行動する 知識を世界に求め、大いに皇基を振起すべし=知識を世界に求めて、天皇が国を治める基礎を大いに発展させる「太政官日誌(だじょうかんにっし)」から
五箇条の御誓文に基づき、多くの改革が行われた。近代的な国づくりをめざすこれら一連の改革を明治維新と呼んだ。
1868年7月 江戸は東京と改められた。
1868年9月 年号も明治になった。一代の天皇に一つの年号を当てる一世一元(いっせいいちげん)の制が定められた。
1868年10月 天皇は江戸城へ入り、そのまま天皇が生活する皇居となった。
さあ、基礎・基本の用語をしっかり覚えましょう。
◎ 基礎・基本の用語
〇 戊辰戦争(ぼしんせんそう)- 1868年~1869年 鳥羽・伏見の戦いから五稜郭の戦いまで
〇 勝海舟(かつかいしゅう)- 幕府陸軍総裁として江戸城を無血開城にみちびいた
〇 明治天皇(めいじてんのう)- 1868年に即位 明治時代(慶応4年/明治元年)が始まる
〇 五箇条の御誓文(ごかじょうのごせいもん)- 新しい政治の方針 1868年に示された
〇 明治維新(めいじいしん)- 新たな近代国家をつくろうとした一連の改革
👉鳥羽・伏見の戦いに始まる戊辰戦争に参戦した、新撰組(旧幕府側)の主要メンバー3人に当てはまる「似顔絵(イラスト)」を、下のア~ウから選びなさい。
A 局長 近藤勇 ( ) B 副長 土方歳三 ( ) C 一番組組長 沖田総司 ( )
ア
イ
ウ
☆ ふり返り
◇ ①~⑤に当てはまる言葉を答えなさい。
1 内戦 = (①)戦争[1868年~1869年]
1869年4月 新政府軍は、江戸城を無血開城させた。- 西郷隆盛と(②)の話し合いで
1869年5月 新政府軍は、五稜郭(函館市)で旧幕府軍を降伏させた(①戦争の終結)。
2 新政府の方針
1868年3月 (③)天皇が、神に誓う形で、(④)を発表した。
(④)に基づき、多くの改革が行われた。近代的な国づくりをめざすこれら一連の改革を(⑤)と呼んだ。
💮 答え
① 戊辰戦争(ぼしんせんそう) 1868年は戊辰(つちのえたつ) 干支の組み合わせの5番目
② 勝海舟(かつかいしゅう)
③ 明治天皇(めいじてんのう)
④ 五箇条の御誓文(ごかじょうのごせいもん)
⑤ 明治維新(めいじいしん)
👉鳥羽・伏見の戦いに始まる戊辰戦争に参戦した、新撰組(旧幕府側)の主要メンバー3人に当てはまる「似顔絵(イラスト)」を、下のア~ウから選びなさい。
A 局長 近藤勇( イ ) B 副長 土方歳三( ウ )C 一番組組長 沖田総司( ア )
ア
イ
ウ
近藤勇は33歳、土方歳三は34歳、沖田総司は24歳と若くして亡くなっています。これで基礎学力バッチリです。