21 室町時代の産業の発達

中学歴史
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室町時代の産業の発達をわかりやすく解説します。

1 村の自治(じち)

では、有力な農民を中心に惣(そう)とよばれる自治組織がつくられた。
農民の代表が、寄合(よりあい)を開き、村のおきてや年中行事、用水路・森林の管理などを話し合った。
多くの農民団結・武装して、土一揆(どいっき)を起こすようになった。
→ 守護大名に年貢を減らすよう要求したり、幕府に徳政令を出すよう迫ったりした。
土一揆は、近畿地方を中心に広がった。

2 産業の発展

農業では、二毛作が広がり、牛馬の糞の堆肥(たいひ)が使われ、収穫が増えた。
麻、桑、藍、茶といった商品作物の栽培も普及した。
手工業では、西陣(京都市)や博多(福岡市)の絹織物をはじめ、陶器・紙・酒・油などの特産物が各地で生まれた。
刀や農具をつくる鍛冶・鋳物業なども盛んになった。
商業では、定期市(ていきいち)がさらに広がり、開かれる日数も増えた。その取引には、中国から輸入された宋銭や明銭が使われた。
交通の要所では、を使って荷物を運ぶ馬借(ばしゃく)問(とい)とよばれる運送業をかねた倉庫業者が活躍した。
都市では、高利貸しの土倉(どそう)や酒屋(さかや)といった商人手工業者などが、座(ざ)とよばれる同業者の組合をつくった。
京都、博多(福岡県)、堺(大阪府)などの都市では、町衆(まちしゅう)とよばれる有力な商人を中心に自治のしくみがつくられた。
さあ、基礎・基本の用語をしっかり覚えましょう。

◎ 基礎・基本の用語

〇 惣(そう)- 自治(じち)組織

〇 土一揆(どいっき、つちいっき)農民)の一揆

〇 馬借(ばしゃく)- を使って運ぶ

〇 土倉(どそう)や酒屋(さかや)

〇 座(ざ) 同業者の組合

〇 町衆(まちしゅう、ちょうしゅう)

👉貨をつくるのは座、貨をつくるのは座。中華料理店がつくるのは

答えは最後に

 ふり返り

◇ に当てはまる言葉を答えなさい。
 
1 村の自治(じち)
では、有力な農民を中心に(①)とよばれる自治組織がつくられた。
多くの農民団結・武装して、(②)を起こすようになった。
→ 守護大名に年貢を減らすよう要求したり、幕府に徳政令を出すよう迫ったりした。
 
2 産業の発展
交通の要所では、を使って荷物を運ぶ(③)問(とい)とよばれる運送業をかねた倉庫業者が活躍した。
都市では、高利貸しの(④)や酒屋(さかや)といった商人手工業者などが、(⑤)とよばれる同業者の組合をつくった。
京都、博多(福岡県)、堺(大阪府)などの都市では、(⑥)とよばれる有力な商人を中心に自治のしくみがつくられた。
 

💮 答え

 惣(そう)
 土一揆(どいっき、つちいっき)
 馬借(ばしゃく)
 土倉(どそう)や酒屋(さかや)
 座(ざ)
 町衆(まちしゅう、ちょうしゅう)
👉貨をつくるのは座、貨をつくるのは座。中華料理店がつくるのは
 
答え ぎょう
かつて江戸の金座は、日本銀行本店本館の位置にありました。これで基礎学力バッチリです。
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