目次
1 今日のパワーメンターと著書
今日は、オザビエル(私)が、
京セラ・第二電電(現・KDDI)創業者
稲盛 和夫(いなもり かずお)さんの著書
『 人生を意のままにする力 心。 』から学んだ
人生を生き抜くための
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 人生を、私たちはどう生き抜いていったらよいのでしょうか
この世に生を受け、命をまっとうするまで、
歩み続ける人生という道のりは、
だれにとっても波瀾万丈のドラマです。
栄光に満ち、歓喜きわまる日があれば、
苦難にさいなまれ、歯を食いしばって耐え忍ぶ日もあるでしょう。
そんな人生を、私たちはどう生き抜いていったらよいのでしょうか。
この世という荒波をどのように漕ぎ進めばよいのか。
それは、実にシンプルなことです。
人生で起こるあらゆる出来事は、すべて自らの心が引き寄せ、
つくり出したもの。
そうであればこそ、目の前に起こってきた現実に対して、
いかなる思いを抱き、いかなる心で対処するか━━
それによって、人生は大きく変わっていくのです。
3 パナソニックを創業した松下幸之助さんは
パナソニックを創業した松下幸之助さんは、
幼いころに父親が米相場で失敗して破産したために、
小学校を中退して丁稚奉公に出され、
子どものころから苦労を重ねてこられました。
しかし、そんな運命にめげることなく、
奉公先の主人に喜んでもらいたいという一途な心を持ち続け、
懸命に仕事に励んだ。
そうした松下さんの実直で明るい心が、
のちのパナソニックの繁栄を築く礎となったのです。
同じように丁稚奉公にやられた子どもは、
当時たくさんいたことでしょう。
自らの境遇を恨み、世の中に対して、
ひがんだり、妬んだりした子も多かったはずです。
そういう子が松下さんのように、
大成することはなかったに違いありません。
どんなに苦難に見舞われようとも、
自らの運命、境遇を素直に受け止め、
耐え忍びながらも、明るく懸命に努力を重ねる。
そういう人の人生は大きく拓けます。
現状が苦しければ苦しいほど、
人はとかく愚痴をこぼしたり、不平不満をもらしてしまうもの。
しかし、それはめぐりめぐって自分に戻ってきて、
さらに悪い境遇を呼び起こしてしまうのです。
4 つねに前向きに対処していく
私自身、少年期から社会にでるまでは、
不運と挫折の連続で、苦難と逆境の中を歩みゆく人生でした。
そんな自らの境遇に不平不満ばかりを唱えていたときは、
何事もうまくいくことがありませんでした。
しかし、運命を素直に受け入れ、肚を据えて仕事に没頭し出した途端、
人生の流れは、逆風から追い風へと変わったのです。
あとから思えば、一見不幸の色に染まっているように思えた少年時代は、
実は点が与えてくれたすばらしい人生への前奏曲でした。
もし挫折も苦労も全く知らず、順風満帆な人生を歩んできたとしたら、
自らの心を磨こうという努力をすることもなく、
また、他人の気持ちを汲み取ったり、いたわったりすることのできない
人間になっていたことでしょう。
目の前に現れた状況がいかに苛酷なものであっても、
それに対して恨んだり、卑屈になったりせず、
つねに前向きに対処していく━━
それこそが、すばらしい人生を生きる秘訣なのです。
5 オザビエルの願い
今日の学びは、
目の前に現れた状況がいかに苛酷なものであっても、
それに対して恨んだり、卑屈になったりせず、
つねに前向きに対処していく━━
それこそが、すばらしい人生を生きる秘訣。
人生で起こるあらゆる出来事は、すべて自らの心が引き寄せ、
つくり出したもの。
自らの運命、境遇を素直に受け止め、
耐え忍びながらも、明るく懸命に努力を重ねる。
私たちは、明るい未来が拓けると信じて、
つねに前向きに対処していくことが
すばらしい人生を生きる秘訣のようです。
がまん強く、明るく懸命に努力していきましょう。
出典 『 人生を意のままにする力 心。 』 稲盛 和夫(いなもり かずお) 発行所 サンマーク出版 画像はヤフー検索から