
目次
1 今日のパワーメンターと著書

今日は、オザビエル(私)が、
英国生まれの作家、ジャーナリスト、投資家
11歳で米国に移住。ブリンストン大学卒業
マックス・ギュンターさんの著書
『ツキの方程式━━人生は思いがけず変化する』から学んだ
目の前の幸運をけっして逃さない
「パワーフレーズ」をお届けします。
2 未来を完璧に予測できれば、

ここではまず「必勝法」が具体的にどんなものなのか。
また、それが有効であるという確たる根拠はあるのか、
ということを見ていこう。
「一つ確かなのは、未来を完璧に予測できれば、ルーレットには必ず勝てるということです」
とブライヤー博士は言う。
「たとえば、赤なのか黒なのか事前にわかるなら、
賭け金を倍々に増やしていくことができ、いつ行ってもすぐに、
カジノが認める上限まで賭けることができるでしょう。
ただ、未来を予言できるという人は少なからずいますが、
1度も外すことなく完璧に予言できる人は、
今までのところ1人も見つかっていません。
それは、超心理学を研究する者にとって、何よりもどかしいことです。
同じ人でも、超能力がよく働く日と、働かない日があったりする。
カードにしてもルーレットにしても、長期的に見れば、
「予知能力者」の予知的中率は、普通の人の当てずっぽうの予測より、
10パーセント程度高くなります。
しかし、一定期間予測が全く当たらないということもよく起きるのです。
これがどういうことを意味するのか、考えてみてください。
もし、彼らに手伝ってもらって、
1か月間、全く休みなしに、ルーレットをプレーし続けられるなら、
最終的に確かにプラスにはなるでしょう。
でも、そんなことは、実際には不可能です。
予知が全然当たらないこともあるのだから、
大金を用意しておかなくてはならないし、
第一、死ぬほど退屈してしまうでしょうね」
このことが、博士が必勝法を編み出すうえで、特に大きな問題になったという。
では、一体どうやってこの問題を克服したのか。
博士の必勝法は、詳しく言うと、次のようなものである。
3 博士の必勝法

まず、博士は一人の女子学生に協力を要請した。
私との話の中で、女子学生の本名は明らかにされず、ただ、H・Bとだけ呼ばれていた。
この学生は、以前の実験で、博士を含め誰もが注目するような能力を発揮していた。
博士は彼女に、ルーレットで赤が出るか黒が出るかの予知をしてもらったのだ。
H・Bは、ある特定のカジノで、将来の特定の日時に、50回ルーレットを回したとき、その結果がどうなるかを予知した。
そして、同じことを何日かにわたって繰り返した。
いずれも、同じ日時に50回ルーレットを回したときに、
どういう結果になるか、の予知である。
次に博士は、1回目から50回目のそれぞれについて、
赤という予知が多かったか、黒という予知が多かったかを
逐一調べていった。
たとえば、1回目に関して言えば、
黒の予知のほうが赤の予知より多かった。
そこで、1回目は「黒」であろう、と結論づけた。
こういう方法をとれば、少しでも予知の信頼性を高めることができる、
と博士は考えていたのだ。
そして、博士は指定の日に、友人のウォルター・ティミンスキーとともに、指定のカジノに出向いた。
ティミンスキーは自身が熱心なギャンブラーであり、
また、ギャンブルに関する書籍や新聞などを発行する
「ルージュ・エノワール」という会社の社長でもあった。
H・Bの予知結果を手に、ブライヤー博士とティミンスキーは、
指定の50回のうちの何回かは、金を賭けずに、ルーレットの動きだけを見続けた。
すると予知の的中率は、単なる偶然の一致ではない、
とみなしてよいくらいのレベルに、達しているようだった。
この結果を受け、ギャンブル好きな2人は、
途中からH・Bの予知に従って、金を賭け始め、
最後の50回目まで、プレーを続けた。
最初のうちは少額だったが、だんだん額を大きくしていった。
その場を去るときには、
2人とも来たときより、金持ちになっていたと言う。
ただし、具体的に額がどのくらいかは教えてくれなかった。
4 オザビエルの願い

今日の学びは、
- 「予知能力者」の予知的中率は、普通の人の当てずっぽうの予測より、10パーセント程度高くなる。
- 赤なのか黒なのか事予測できれば、ルーレットには必ず勝てるということ
予知能力を世界の平和につながるよう、役立ててもらいたい。
ノーベル平和賞を受賞するような予知能力者が出現してもらいたい。
出典 『ツキの方程式━━人生は思いがけず変化する』 マックス・ギュンター 訳者 夏目 大(なつめ だい) 発行所 パンローリング株式会社 画像はヤフー検索から