28 江戸時代の身分制

中学歴史
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刀を構える武士のイラスト

百姓のイラスト

江戸時代身分制をわかりやすく解説します。

1 武士 (人口の約7% 城下町に集められた

〇 幕府や藩の役人として、政治をにない、治安を維持することが仕事の中心だった。
〇 幕府や藩から、領地や米で支給される俸禄をあたえられた。
〇 名字・帯刀(名字を名乗り、太刀を腰に差すこと)などの特権が許された。
〇 武士道とよばれる厳しい規範を身につけることを要求された。

2 町人 (人口の約5%) 城下町に集められた

〇 町に住む職人と商人のことをさしていった。
〇 職人は、生活に必要な手工業品をを作る人々で、修行を重ね、独立を目指した。
〇 商人は、商家に奉公にあがり、手代、番頭と昇格し、独立が許される。中には幕府や大名に大金を貸す豪商も現れた。
〇 町ごとに選ばれた名主などの町役人が自治を行った。

3 百姓 (人口の約85%) 農村に住んだ

〇 幕府や藩に年貢を納めていた。年貢の率は、四公六民五公五民などの重いものであった。
〇   土地をもつ本百姓と土地をもたない水呑百姓とがあった。
〇 有力な本百姓は、庄屋や組頭、百姓代などの村役人になり、村の自治をおこなった。
〇 本百姓たちは、寄合を開き、年貢や祭り、用水の管理などを話し合った。
 五人組の制度を作り、年貢の納入や犯罪の防止に連帯責任を負わせた

4 きびしく差別を受けた人々 (人口の約1.5%

〇 農業を行って、年貢を納めた。
〇 死んだ牛馬の処理や、皮革製品をつくったりして、社会を支えた
〇 犯罪者を捕らえることや牢番など、役人の下働きもつとめた。
〇 ほかの身分の人々から、きびしく差別を受けた。
さあ、基礎・基本の用語をしっかり覚えましょう。

◎ 基礎・基本の用語

〇 武士(ぶし)- (人口の約7%
〇 町人(ちょうにん)-(人口の約5%) 
〇 百姓(ひゃくしょう)-(人口の約85%
〇 年貢(ねんぐ)- 百姓が幕府や藩に納めていた税  
〇 本百姓水呑百姓(ほんびゅくしょうみずのみびゃくしょう)- 土地をもつ、もたない
〇 五人組(ごにんぐみ)の制度 年貢の納入や犯罪の防止に連帯責任を負わせた
👉江戸時代武士は、歩くときは通行であった。はどちらか次から選びなさい。

A 側通行   B 側通行

👉江戸時代の女性は、すると歯黒(おはぐろ)をするという習慣があった。に当てはまる言葉次から選びなさい。※ お歯黒(おはぐろ)とは、歯を黒く染めること。 

A 就職  B 成人 C 結婚 (夫と)死別

えは最後に

 ふり返り

◇ に当てはまる言葉を答えなさい。※ は身分を表す言葉

1 (①)(人口の約7% 城下町に集められた
〇 幕府や藩の役人として、政治をにない、治安を維持することが仕事の中心だった。
〇 名字・帯刀(名字を名乗り、太刀を腰に差すこと)などの特権が許された。
2 (②) (人口の約5%) 城下町に集められた
〇 町に住む職人と商人のことをさしていった。
3 (③) (人口の約85%) 農村に住んだ
〇 幕府や藩に(④)を納めていた。の率は、四公六民五公五民などの重いものであった。
〇   土地をもつ(⑤)と土地をもたない水呑百姓とがあった。
 (⑥)の制度を作り、年貢の納入や犯罪の防止に連帯責任を負わせた

💮 答え

 武士(ぶし)
 町人(ちょうにん)
 百姓(ひゃくしょう)
 年貢(ねんぐ)
 本百姓(ほんびゅくしょう)
 五人組(ごにんぐみ)
👉江戸時代武士は、歩くときは通行であった。はどちらか次から選びなさい。                                  

A 側通行   B 側通行

答え  側通行

※ 武士は左腰に刀を差しているため、右側を歩くと、すれ違うときに刀の鞘(さや)同士がぶつかってしまうことが多く、トラブルが絶えなかった。 このトラブルを避けるために、左側通行が定着していったとされる。
👉江戸時代の女性は、すると歯黒(おはぐろ)をするという習慣があった。に当てはまる言葉次から選びなさい。※ お歯黒(おはぐろ)とは、歯を黒く染めること。

A 就職  B 成人 C 結婚 D (夫と)死別

答え  結婚
※  夫に貞節(ていせつ)を尽くすためとされる。=  黒は他の色に染まらないという意味
江戸時代、人口の約85%はお百姓さんです。これで基礎学力バッチリです。
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