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院政から平氏の政権へをわかりやすく解説します。
目次
1 院政(いんせい)
11世紀後半には、藤原氏と関係がうすい後三条天皇が、政治の実権をにぎったことで、摂関政治の力は次第におさえられるようになった。
1086年 白河天皇は、位をゆずり上皇(じょうこう)になってからも、御所(院)で政治の実権をにぎり続けた。= これを院政(いんせい)という
→ 摂政や関白の力をおさえ、多くの荘園が上皇のもとに集まった。
1156年(保元元年)保元の乱= 後白河天皇(弟)と崇徳上皇(兄)の対立→ 後白河天皇の勝利
1159年(平治元年)平治の乱= 平清盛と源義朝の対立→ 平清盛の勝利
平清盛(たいらのきよもり)のイラスト
2 平氏の政権
平清盛(たいらのきよもり)は、後白河上皇の院政を助け、
1167年 武士として初めて太政大臣になった。
- 一族も高い地位に就いた。
- 多くの荘園を支配した。
- 兵庫(神戸市)の港を整備し、日宋貿易を始めた。
- 娘を天皇のきさきにして、政治の実権をにぎった。
平清盛は後白河上皇(のち法皇)と対立するようになった。
1180年 上皇の皇子=以仁王が平氏討伐をよびかけた。
1180年 源頼朝(伊豆に流されていた)が兵を挙げた。
1180年 源義仲(木曽にいた)は平氏をやぶり、都から追い落とした。
源頼朝は、弟の源範頼・源義経(みなもとのよしつね)に命じ、瀬戸内海に逃げた平氏を追撃させた。
1185年 源義経は、壇ノ浦(山口県)で平氏をほろぼした。
さあ、基礎・基本の用語をしっかり覚えましょう。
◎ 基礎・基本の用語
〇 上皇(じょうこう)
〇 院政(いんせい)
〇 平清盛(たいらのきよもり)[1118~1181年]
〇 源義経(みなもとのよしつね)
〇 壇ノ浦(だんのうら)
👉「〇〇にあらずんば 人にあらず」〇〇に当てはまる言葉を答えなさい。
☆ ふり返り
◇ ①~⑤に当てはまる言葉を答えなさい。
1 (②)
1086年 白河天皇は、位をゆずり(①)になってからも、御所(院)で政治の実権をにぎり続けた。= これを(②)という
2 平氏の政権
(③)は、後白河上皇の(②)を助け、
1167年 武士として初めて太政大臣になった。
源頼朝は、弟の源範頼・(④)に命じ、瀬戸内海に逃げた平氏を追撃させた。
1185年 (④)は、(⑤)(山口県)で平氏をほろぼした。
💮 答え
① 上皇(じょうこう)
② 院政(いんせい)
③ 平清盛(たいらのきよもり)
④ 源義経(みなもとのよしつね)
⑤ 壇ノ浦(だんのうら)
👉「〇〇にあらずんば 人にあらず」〇〇に当てはまる言葉を答えなさい。
答え 平家(平氏)
平清盛も、藤原道長のように栄華を極めました。これで基礎学力バッチリです。