🌸 15分集中して身近な生活の場面について考えてみましょう!
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画像 福岡市の中州を流れる那珂川にかかる橋と高層ビル群の街並み

目次
1 九州地方の結びつき
① 地方中枢都市
福岡市は、政府の出先機関や大企業の支社が集中し、九州地方最大の都市として発展してきました。
福岡市と各都市を結ぶ鉄道や高速道路が整備され、2011年に九州新幹線が開通しました。2022年に長崎~武雄温泉間で営業を開始した西九州新幹線も、福岡市まで延伸する計画が立てられています。
② 外国との結びつき
日本で最もユーラシア大陸に近い九州地方では、福岡空港とアジアの主要都市との間に定期路線が開設されています。また、福岡市の海の玄関である博多港は、韓国のプサン〔釜山〕と結ぶ高速船が就航し、クルーズ船の寄港も多く見られます。
2 工業の転換
20世紀初め、現在の福岡県北九州市に官営の八幡製鉄所が建設され、筑豊炭田で産出する石炭と、中国から輸入される鉄鉱石・石炭を利用して鉄鋼を生産しました。
九州北部の沿岸部には北九州工業地帯が形成され、日本の重化学工業の発展を支えました。

出典 画像 官営八幡製鉄所の旧本事務所 福岡県
しかし、1960年代以降、エネルギー源が石炭から石油にかわるエネルギー革命が進み、鉄鋼の生産量が大幅に減り、周辺の炭鉱も閉山しました。
1970年代には、機械工業がさかんになり、福岡県の苅田町・宮若市や大分県の中津市に自動車をつくる工場が進出して「カーアイランド」と呼ばれました。
また、IC〔集積回路〕をつくる工場が高速道路や空港の近くなどに進出して「シリコンアイランド」と呼ばれました。
現在は、熊本県の菊陽町で台湾企業の大規模な半導体工場が稼動しています。
3 環境保全の取り組み
九州各地で公害を克服して、持続可能な社会をめざす取り組みが行われてきました。
① 北九州市
1960年代に大気汚染や水質汚濁などの公害が発生し、洞海湾は「死の海」と呼ばれました。そこで北九州市と企業・市民が協力して環境を改善し、ごみを出さない研究や廃棄物の再利用などのエコタウン事業に取り組むようになりました。
② 水俣市(熊本県)
1950年代から化学工場の排水に含まれるメチル水銀〔有機水銀〕が原因となって、四大公害病の1つである水俣病が発生しました。排水を流した企業の責任を追及したり、水俣湾の環境を回復する努力が行われたりした結果、安全性が確認されたので漁業が再開されました。「もやい直し」(公害で失われた地域の絆を取りもどすこと)を合い言葉にごみの分別やリサイクルに取り組んだ水俣市は、環境モデル都市に選定されました。

さあ、基礎・基本の用語をしっかり覚えましょう。
◎ 基礎・基本の用語
〇 福岡市(ふくおかし)- 政府の出先機関や大企業の支社が集中し、九州地方最大の都市
〇 八幡製鉄所(やはたせいてつしょ)- 福岡県北九州市八幡東区にあった製鉄所 1901年操業開始
〇 カーアイランド - 自動車をつくる工場が進出 九州を指す言葉
〇 シリコンアイランド - IC〔集積回路〕をつくる工場が高速道路や空港の近くなどに進出
〇 エコタウン事業 - 廃棄物をゼロにすることを目指す先進的なまちづくりを推進する国の制度
〇 水俣病(みなまたびょう)- 工場排水中のメチル水銀に汚染された魚や貝などをたくさん食べることによっておこったメチル水銀中毒
👉1901年に操業を開始した官営八幡製鉄所が建設された市は?
② 北九州市
③ 大牟田市
☆ ふり返り
◇ ①~⑥に当てはまる言葉を答えなさい。
1 地方中枢都市である( ① )市は、九州各地や外国との結びつきが強くなっています。
2 20世紀初めに建設された( ② )は、日本の重化学工業の基礎になりました。
3 現在の九州地方は( ③ )や( ④ )〔集積回路〕などの機械工業が多く見られます。
4 現在の北九州市は、廃棄物の再利用などの( ⑤ )事業に取り組んでいます。
5 ( ⑥ )病は、熊本県水俣湾周辺の化学工場排水中のメチル水銀に汚染された魚や貝などをたくさん食べることによっておこったメチル水銀中毒です。
💮 答え
① 福岡市(ふくおかし)
② 八幡製鉄所(やはたせいてつしょ)
③ 自動車(じどうしゃ)
④ IC
⑤ エコタウン
⑥ 水俣病(みなまたびょう)
👉1901年に操業を開始した官営八幡製鉄所が建設された市は?
② 北九州市
③ 大牟田市
答え ② 北九州市

これで基礎学力バッチリですね。

出典 画像 プリッツ 博多明太子 江崎グリコ 楽天

